


本日は、染の街としても知られる落合・中井にて開催中の「染の小道」に参加しました。
実は、武楽東京事務局/稽古場もこの界隈に所在しています。

創業大正九年の染色工房 双葉苑さんでは工房見学や体験。
昼食は、お気に入りの割烹 なか井さん。

和の庵 あいれ屋さんでは、島田史子先生の和髪講座。

履物の相談も。

友禅工房 枝芳さん、おかめ工房、Gallery さくらさんを巡りご挨拶。
染物の歴史や現在を再確認。
日本の美しい文化を守り伝えていく活動は、本当に必要とされています。



妙正寺川にかかる色とりどりの「反物」や商店の軒先を飾る「のれん」、お正月でも見られないほどの着物姿や和髪のみなさんが染の街に溢れ、見慣れた街も違った輝きを放っております。
※ 3/1(日)まで開催中。
最終日には「音の小道」という音楽イベントも。
http://www.somenokomichi.com/
江戸文化が醸成した染色の技術。昭和初期~30年代まで、東京の神田川・妙正寺川流域には300軒を超える染色関連業が集積し、京都・金沢に並ぶ三大産地として知られていました。いまでも「落合・中井」界隈には、その技術を受け継ぎ、新しい染色を提案する職人・作家たちが集まります。また水と緑に恵まれた谷戸の環境は、林芙美子や赤塚不二夫といった多くの文化人や芸術家を引きつけてきました。
「染の小道」は、落合・中井を「染めの街」として再び日本や世界へ発信すること、そして、地域が大切にしてきた価値や環境を多くの方々に直接体験していただき、地元の活性化につなげることを目的とした、住民主体のイベントです。妙正寺川の川面に反物を張る「川のギャラリー」、商店街75店舗の軒先に、作家が製作した「のれん」を展示する「道のギャラリー」を展開。3日にわたり染め物が中井の街を彩ります。