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ETV特集「瑠璃の舞台~杉本博司 オペラ座への挑戦~」本日午後11時00分~ 放送

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ETV特集「瑠璃の舞台~杉本博司 オペラ座への挑戦~」 

  • パリ・オペラ座350周年公演 新作舞踏劇「鷹の井戸」全編を、20年2月20日(木)午前0:59〜(19日深夜)に[Eテレ]で放送予定です。


    番組スタッフから

    photophoto

    オペラ座の奇跡ともいえる、ぜひ、ご覧いただきたい舞台があります!

    フランス・パリにあるオペラ座は、去年、創設350周年を迎えました。その記念公演の演出を任された現代美術作家・杉本博司さん。杉本さんは、次々とアイデアを生み出す、いわば〝発明家〟です。オペラ座の舞台の奥行きを生かし、大きな弧を描くようにスクリーンを設置。「瑠璃色」の作品を投影し、幻想的な空間をつくりあげました。そこに響くのは、前衛的な作曲家として知られる池田亮司さんの音楽。このステージに、オペラ座のバレエダンサーが華麗に舞い、能楽師も登場します。この番組は、杉本さんの思考回路に次々とスイッチが入る瞬間をとらえたドキュメンタリーです。

    ところが、この舞台で杉本さんが目指したのは、ただ斬新な舞台ではなく、人類が持つ深遠なテーマでした。杉本さんは、かつて古美術商をしていたこともあり、日本の古き文化を大切にしています。取材の途中、杉本さんに 「なぜ現代美術作家でありながら、古きものをめでるのですか?」と素直に問いました。すると、「僕の中で現代美術というのは、歴史をたどって、今、なぜ我々が現代にいるのかという、自分の根源を探るという作業が自分の中での現代美術なのです。僕の場合には、新しいことをするためには、そのオリジンを知る、人間の心の発生の旅ともいえますかね。一番古い古層を、自分の血をたどって探っていこうというのが、まあ僕の現代美術なんですよ」。とおっしゃっていました。

    杉本博司さんが作家人生をかけて貫いたテーマが、凝縮されたステージ。それは、人類が刻んだ歴史に立ち返りつつも、オペラ座に新たな息吹を吹き込んだ最高傑作とも呼べる芸術でした。

    パリ・オペラ座350周年公演 新作舞踏劇「鷹の井戸」。
    今回はドキュメンタリー版に加えて、舞台全編を収録したものも放送します。

    どうぞ、お楽しみください。
    息をのむ華麗な舞台が、目の前に現れるはずです・・

    (番組ディレクター 岡内秀明)


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